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お悩み解決集

2012年10月21日 日曜日

死亡保険金が特別受益として持ち戻しの対象となるか?

今回は、お悩み解決の前に、解説する点がたくさんありますので、2回に分けさせていただきます。


※特別受益とは
たとえば亡くなった父から生前、長男はマンション購入資金1000万円の援助を受けていたが、次男は未婚で父から何もしてもらっていませんでした。

ここで残っている父の遺産を法定相続分(今回の場合、長男・次男ともに各々2分の1)に従って分けるとすると、長男が次男に比べて得をして非常に不公平な遺産分割となる可能性があります。

そこで、民法では、相続人の中に被相続人から遺言で遺贈を受けていたり、生前に贈与を受けていた者がいる場合、その遺贈または贈与を相続分の事前交付(「相続分の前渡し」と言います。)として、その者の相続分を減らす制度を設けています。特別受益とは、この遺贈や贈与のことをいいます。ただし、贈与の中には特別受益に該当しないものがあります。


※持ち戻しとは
相続財産に、特別受益分を加えて相続分を計算することです。


※特別受益の計算方法
先の例で亡くなった父の相続時の財産が預金1000万円のみだとします。
長男が父から生前に贈与を受けていた1000万円は、特別受益として持ち戻しされるため、父の相続財産は、2000万円になります。

長男の相続分 = 2000万円 × 1/2 - 1000万円 = 0
次男の相続分 = 2000万円 × 1/2          = 1000万円

上の計算式のとおり、長男の相続分において生前に贈与を受けていた1000万円分は、法定相続分から減らします。
そうすると、長男の相続分は0となり、次男が父の相続財産1000万円を相続することができます。


上の例でもし父の相続時の財産が預金800万円であった場合は、どうか?
長男の相続分 = 1800万円 × 1/2 - 1000万円 = -100万円
次男の相続分 = 2000万円 × 1/2          = 900万円

この場合、長男は、相続分を超えた100万円を次男に返還する必要はありません。
したがって、次男は預金800万円を相続することになります。  (続く)


投稿者 拓実リーガルオフィス

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